視点4 / 海洋生活
海洋生活
清水港及び周辺では、温暖な気候、山と海、静穏な湾、豊かな食材、交通アクセスを基盤にした、海洋に係る魅力的なライフスタイルが可能です。
河岸の市は日々賑わい、三保の海浜は海水浴、ウィンドサーフィンやSUPなどのマリンスポーツが1年を通して楽しまれ、ヨットやクルーズも盛んになっています。京浜・中京大都市圏と新幹線で数時間、週末居住に十分の立地で、就業・就学を機に移住、健康増進や病気治療の長期滞在にも適しています。
居住には、既にストックがあって便利な後背市街地を優先し、湾岸へのアクセスを高めれば、内陸でも海洋生活を十分享受できます。一方、臨港地区は港湾機能の増進や水際の有効利用等を図る地区であり、物流や製造業とともに、ウォーターフロントを活用した商業や観光、研究開発、公園緑地など、皆に開かれた、清水の競争力を高める用途に活用することが考えられます。
課題と可能性の検討
1)マリンスポーツ・レジャーの拡大と地域活性化への展開
①初心者から上級者まで、安心してマリンスポーツや海釣りなど、「海」のレジャーを楽しめる場所づくり(日の出埠頭の釣り開放、新興津地区における
海釣り公園や人工海浜、緑地、交流施設の整備、三保内浜におけるエリアマネジメントの取組)
②マリンスポーツ・レジャーを核としたビジネスモデルの提案
2)豊富な食べ物
①山と海の自然食材(マグロ、折戸ナスetc…)
②植物工場や養殖産業の展開(LNGの冷熱等を利用した環境配慮型植物工場、地下水(無菌深層水)を活用した陸上養殖技術の確立など)
3)富裕層向け滞在療治(現代版湯治)
①ヘルスツーリズムモデルの提案
②ヘルシーグルメ
4)恵まれた環境を活かした滞在空間
①三保松原・海が見えるグランピング施設
②日常を忘れゆっくりと長く過ごせるくつろぎの場所
5)生涯活躍できるまち
①高齢者の移住
②生涯活躍のまち静岡(CCRC)推進事業
6)遊休不動産の活用
①港湾上屋・倉庫の利用転換(4号上屋の待合所兼商業施設への転用・5号上屋の解体と広場への利用転換)
②まちなか遊休物件のリノベーション