グランドデザイン

清水みなとまちづくりグランドデザイン

Grand Design

『清水みなとまちづくりグランドデザイン』は2019年の開港120周年を控え、静岡県、静岡市、港湾企業3社、地元金融機関2行と鉄道会社1社が2018年に設立した「清水みなとまちづくり公民連携協議会」が、清水港及び周辺の概ね20年内のあるべき姿と、なすべき計画を検討したもので、2019年7月清水港開港120周年に公表したものです。
清水都心ウォーターフロント地区開発基本方針(2017年3月:静岡県・静岡市)以降、清水港国際旅客船拠点形成計画(静岡県)、清水港海洋文化拠点施設基本構想(静岡市)、民間の折戸湾再開発プランが相次ぎ公表され、清水港長期構想(静岡県)、国際海洋文化都市推進施策(静岡市)も進む中、清水港及び周辺の今後を皆で共有する機運が高まってきました。グランドデザインは、公民連携だからこそ「みなと」と「まち」を一体で描くことによって、公共事業の効果を最大限に生かして民間投資を促し、多くの方々が清水に明るい未来を感じて行動を起こすための将来像です。

清水がこれからの20年でめざす姿

グランドデザインは、清水港及び周辺がこれからの20年でめざす姿として、「ひらく・みなとまち ~みんなでひらく・みんなにひらく みなとまち しみず~」を掲げ、市民と企業と行政が一緒にわくわくしながら関わり(みんなでひらく)、人々が集って活動がどんどん起きる(みんなにひらく)、多様で活発な「みなとまち しみず」を提案します。 清水港は駿府外港などの長い歴史を経て国際拠点港湾に発展、地域の経済と生活に貢献し、港を介して海に係る清水の海洋文化を育んできました。近代以降の重厚長大産業は人々を港から遠ざけましたが、近年の産業転換と集約・効率化は、港に人と物が行き交う姿を取り戻しつつあります。 清水にはコンパクトな臨港地区と後背市街地に流通、製造、商業、観光、学術が隣接、内外と盛んに交易する「みなと」に接して「まち」があります。海洋文化の伝統と次世代の革新技術を掛け合わせ、産業と市民が共存し、活力と美しさが両立する、新しい「みなとまち しみず」をめざします。