視点2 / 海洋交流
全国から海外まで陸海空の立地アクセスを生かし、国内外の観光・交流を増進する
海洋交流
清水港及び周辺で観光を含む交流活動を増進するには、新しい動きを捉えること、従来の魅力を磨き直すこと、両方必要で、両方絡めると効果的です。
開港100周年の日の出地区再開発のように、開港120周年の新しい動きは国際旅客船拠点と海洋文化施設です。場所は再び日の出地区ですが、効果は清水港及び周辺全体に及びます。日々のおもてなしからコンベンションやイベントまで、サービス(ソフト)と施設・空間(ハード)の連携が肝要です。
富士山、日本平、三保松原、東照宮、静穏な湾、海産物や果物、水産加工品など、類まれな一級素材をアピールするのが重要です。情報発信の一元化、周辺の修景、相互間の動線確保は基本です。清水港・みなと色彩計画を推進するとともに、工場、倉庫、クレーンなど産業空間・産業景観を観光資源として積極的に見直すと、産業と市民が共存する、清水独自の魅力を発揮できます。
課題と可能性の検討
1)国際旅客船拠点と海洋文化拠点施設
①世界につながる海の玄関口として一体的に整備を進める
②学び・体験・消費・宿泊等のサービスの充実
③客船寄港の機会を活かした地域商業の発展
2)マリーナ整備
①大型プレジャーボートや大型クルーザーの受入施設
②保安、保守、管理などサービス体制の整備
3)イベントとコンベンション
①国際会議、学会
②スポーツ、エンターテイメント
4)観光
①市内:マリンスポーツ、三保・東照宮、食、遊覧船・屋形船
②産業観光:企業共同博物館、屋外博物館、産業景観、エコミュージアム
③景観整備:富士山眺望、水景、夜景
④環境整備:エリアプロモーション(賑わい形成とその発信)、清水港線跡地の有効活用、自動運転や脱炭素エネルギー等次世代技術の実装、水上交通の
ネットワークの充実、将来的な開発を見据えた動線計画の検討
⑤中広域ネットワーク:静岡空港、伊豆半島、富士山、山梨・長野
⑥アフターコロナへの対応




